キレッキレの左脳タイプがはまる罠~商品開発編~

この記事のジャンル ブランド作りのコツ , 海外に学べ


こんにちは。ブループロジェクトの杉山です。


前回から勝手に始まったキレッキレの左脳タイプがはまる罠シリーズ第二段です。


さて、皆さん。



「透明な炭酸飲料(ビール味)」


もし皆さんの目の前にこの商品が売られていたら、買いたくなるでしょうか?


僕などは、結構ミーハーな性格なので


「何これっ!?面白い!!」



beercat2.jpg


って感じで飛びついて買ってしまうと思いますが、、、

 

この商品、実際にとある海外ビールメーカーが開発したものなんですが、目をつむって飲むと本当に普通のビールの味がしたって言うからすごいですよねー。


mewotozireba.jpg


この新商品発表会の時は会社幹部の方々も、

「他にない独自の新商品ができた!」

目をつぶって飲むと本当にビールそのままだね!」

「これで売れないわけが無い!」



と大いに喜んでいたらしいのですが

 







しかし!!


これを買った一般のお客さんは目を開けたまま飲んでしまったため、、、、







 

なんだか水っぽいビール味の清涼飲料水としか感じられず・・・まったく売れずに市場からすぐ姿を消したそうです。

 

これ、意外と同じような過ちを犯してしまっている人は多いんじゃないかと思うんです。先日、家電量販店で何気なく手に取ったデジカメのスペックを延々と始めるお姉さん。



「他の製品に比べて有効画素数はどれくらい高くて、ガイドナンバーが...F値が...」


親切に色々説明してくれたのですが、正直、そもそも買うつもりはなかったし、その機能がついているのは事実なのかもしれませんが、僕の認識としてそれは魅力的には感じられず、説明を聞いても別段、買いたくはなりませんでした。


また、先日、とある職人さんの取材に行ったときに、


杉山:「他社とは違った独自のこだわりってあるんですか?」


職人さん:「お客さんが求めるものができればそれでいいんじゃないかな。職人ならではのこだわりって、ただの自己満足かもね。意外とお客さんにとってはどうでもいいことなんじゃないの?」

 

確かにそうなのかもな~とも思って反省してました。


左脳タイプの人は時として「事実」に固執しすぎる傾向がある...そうです。)


だからいつも徹底的な他社製品との比較調査、数字データを使い、差別化をしようと考える。



ただし「事実」の「認識」はまったく別物。
事実を変えたからと言って、認識まで変わるとは限らない。



だから、他社とは違う製品・商品を作るだけでは足りない、ということなんですね。


その違いが、どう人から認識されるのか、冷徹にちゃんと人の認識に着目せねば、商品は売れない。


※ちなみに、キリンビールさんの出した「キリンフリー」は、今年の大ヒット商品になりそうですね。これは、同じ「ビール味のノンアルコール炭酸飲料」なのですが、見た目が完全にビールである、という点が違います。


やっぱり人は、「美味しい/美味しくない」という認識を、味覚だけで感じているわけではないんですね。

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