
経済力を得られるようになった"かつての少年たち"。
当然そこを狙った"あの頃の憧れ"をビジネスにした商品も数多く、
"復刻版○○"や、"◆◆の続編"など、世に少年時代のワクワク感を
リバイバルさせるフックが次々仕掛けられています。
「あの頃買えなかったアレを今買いたい」
「揃えられなかったあのシリーズをコンプしたい」
豪華になって復活したガンダムプラモやギャートルズ肉
漫画全巻ドットコムなど、その代表例と言えましょう。

そして今、その願望の発展型たるプロジェクトが
バンダイによってリリースされました。
「自分魂(じぶんだましい)」。
もともと「魂ウェブ」という大人向けのホビーサイトを
運営している同社が打ち出すその商品とは...
何と自分の顔写真データをもとに、
「自分顔の仮面ライダーフィギュア」を
作ってくれるというのだからこれはヤバい!

誰かが作ったものを一方的に享受する
「受動型玩具」から一歩踏み込み、
自らがその世界観と商品形成に入り込める
「能動型玩具」といえましょう。
既存ブランドに対するエンゲージメントの究極型は
「一体感の獲得」にあるような気がします。
・コミケに代表される同人誌の制作、
・読者投稿によるキン肉マンの超人募集、
・抽選で劇場版名探偵コナンへの声優出演、等々
自分があこがれの作品世界に
「介入できる」一体感。
きっと今後もこのような仕掛けで
"かつての少年少女"のハートは射られっぱなしに
なることでしょう。
ブランド周知の次は一体感の共有、
なのかもしれませんね。
河野 伸樹
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