ども。元いじめられっ子。トライブ・リサーチの森山大朗です。
我々が着目する『トライブ(tribes)』とは、旧来のコミュニティが崩壊していく現代において、志向でつながる『部族』であり、従来のデモグラフィック要素(年齢、性別、職業、所得、地域、国籍など)に関わらず、国境を越えて類似した消費行動パターンを取るクラスターのことです。
それらを収集し、ふるまいを研究するのが我々の日課です。
では、なぜ、消費行動に着目するのか?
それは、私たちが商人だからです。
あきんど、だからです。
時代は変わり、人々の消費感性、消費行動は常に進化を続けています。小手先のノウハウだけに安易に頼らず、そこから得られた知見を商売に生かしていきましょう。
さて、消費行動というのは、大きく分けると2種類しかないそうですね。
1.快楽を求める。
2.苦痛をいやす。
このサイトでご報告させて頂いているように、「言葉あそび」に生きがいを感じるトライブもあれば、「ムダ」が快楽なトライブもいる。「消防的なもの」にぐっと来てしまうトライブもいれば、「ハーレーダビッドソンな生き方」に自分を重ね合わせるトライブもいる。
ポイントは、モノ自体を買っているわけではなく、モノの向こうにある「意味」そのものを欲し、そこにお金を払っているということです。
さて、上記の例で挙げたのは、人間の脳にとって、もっとも重要な「快」を中核に据えた人間の集団ですが。
一方、共通の「苦」を抱え、共にいやし、支え合うトライブもあります。今日ご紹介するのは、そのパターンです。名づけて・・・・
うちの子をいじめられっ子にはしない!
いじめ防衛トライブです。
以前、世界からいじめをなくす、超合理的な方法があるらしい。というエントリーを書きましたが、自分の子供がいじめられないよう、親御さんたちは日々、頭を悩ませているのです。
「子供の世界に、親が首を突っ込むとよくないのでは」
「自分でいじめを克服できないと、大人になって困る」
教育に関しては、こんな風に意見が別れると思います。しかし、ここでは教育について議論したいわけではなく、同じ悩みを持った人達が、それを解消するべく共通した消費行動をするという点に着目したいと思います。
■走るのが遅いと、いじめられるかも・・・。
子供同士の関係性において、わかりやすい運動能力というのは非常に大事なんです。休み時間、放課後の部活動、運動会、ありとあらゆる場面で、運動能力が問われるのです。
特に男の子はそうです。足が速い、ドッジボールが上手い、それだけ仲間に貢献できます。
外見的にどうであれ、運動が出来ればそれだけでモテたりしますので。
で、そんな現実を知ってか知らずか、
「うちの子・・・なんだか走るの遅いのよね」
と心配しているお母さんが、お子さんの足が速くなるシューズがあると口コミで聞き、飛びついたのがこれ。

運動能力を高めるソールの工夫はもちろんですが、驚くべきは左右非対称のソールデザイン。
かけっこなどの時、左回りのコーナーリングで威力を発揮します。(子供の時に売ってたら、絶対に欲しかったな・・・)
※参考:Yahoo!知恵袋でのやり取り
2003年の発売以来、これまでに2000万足以上が売れているそうですよ。
ぐんぐんこどもの足が速くなる~4スタンス理論で劇的に変わる~ (タツミムック)
廣戸 聡一 (著, 監修)
■太っていると、いじめられるかも・・・。
一般的に、子供はダイエットしてはいけないと言われていますが、本人にとっては死活問題です。
しかも、子供の頃に太ってしまうと、脂肪細胞が肥大するのではなく、細胞の数自体が増えるので、大人になってからも痩せにくい。
お子さんの肥満問題は、健康の問題だけではなく、いじめ問題とも密接に関わっているんです。肥満が行き過ぎていると思う場合は、安易な食事制限などをさせないために、メニューなどに工夫を凝らしていきましょう。
親子いっしょにこどものダイエット―小児肥満にならないための食生活と運動アドバイス (単行本(ソフトカバー))
山崎 公恵, 羽崎 泰男, 太田 百合子, 渡邉 恒一
■逆上がりができないと、いじめられるかも・・・。
これは・・・(汗)非常にピンポイントですが。
現に、大阪のスポーティーワン社が、体育教師の派遣事業をはじめたきっかけは、社長が大学生の頃に『一日逆上がり特訓コーチ』を依頼されたから、らしいですしね。

こうしてトライブを見ていくことで、新しいビジネスの芽やブランド作り・既存事業のブランディングのアイデアがあちこちに見えてくると思います。今後も、研究を続行していきますので、お楽しみに!!
森山大朗 on twitter
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