1泊7万円の旅館に、予約が殺到してるらしい。

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ども、ブループロジェクトの金入です。

昨年の年末、嫁のご両親と京都で年越し旅行に行ってきました。これまでの年末は、実家の青森で過ごすことが多かったこともあり、京都での年越しは、とても新鮮でした。


そんな京都に、昨年営業を始めた旅館があります。

星のや京都

老舗の旅館がどんどん廃業になっていく昨今、星のやを運営している星野リゾートは、そういった老舗旅館の運営権を引き受け、老舗旅館を再生することを手がけています。

再生を手がけている旅館は、
江戸時代創業の静岡県熱海の蓬莱、渋澤栄一の旧宅や茶室が点在している青森県三沢市の小牧温泉青森屋など20件以上。

星のや京都は、廃業した老舗旅館「嵐峡館」の歴史あるつくりを活かし、直営で手がける星野リゾートにとってのアンテナ的旅館。

ちなみにこの旅館の1泊の料金は、平均7万円

お部屋代となるので、2人で泊まれば、3万5千円。食事代が別になるので、一人5万円くらいになります。

うん、これはなかなかのお値段です。しかし、この旅館、順調な滑り出しを見せ、お客さんがどんどん入っています


なぜ、この不況下なのにこの値段でお客さんがどんどん入るのでしょうか??
当初、さすがに疑問に思いました。


でも、すぐにピンときました。なぜかと言うと、星野リゾートの社長、星野佳路氏の目指すビジョンの話を思い出したからです。

「日本の観光を世界トップクラスにする」

1位のフランス年間7600万人の外国からの訪問者数に対して、日本800万人で30位前後。安全・文化の知名度・交通という観光国に必要な条件がそろっているのもかかわらずです。

そんな状況を変えたいと考えて、実践しているのが星野リゾート。

っと、前振りが長くなりましたね。


改めまして、なぜ星のや京都は、1人5万円という高い値段で、どんどんお客さんが入るのでしょうか?


・・・察しの良い方は、すぐにおわかりになったと思いますが、【海外からのお客さま】がどんどん入っています。しかも、海外の富裕層のお客さまです。

星野リゾートは、戦略的に海外の富裕層を顧客とすることを狙い、そのための工夫をいたるところでしています。


●船でおこしやす
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星のや京都へは、専用の舟に乗らないと到着できません。
それは、「四季の変化や水面のカモやサギを眺めながらの10分間」を日常から非日常に移動する大切な時間と考えているからなのだとか。


●旅の手紙は、墨と硯(すずり)と筆で。
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(イメージ図)
星のや京都は、小物にもこだわっています。
全室に日本茶を楽しめるよう特注の茶箱を用意。
また、特注の文箱に入れられた筆と硯とオリジナルの便箋、封筒を用意し、日本の文化を体験できるよう細部にも工夫に余念がありません。


●京都の食を存分にご堪能あれ
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京都の食を堪能できるよう、星のや京都では、「京都吉兆嵐山本店」などのこれぞ京都の味というようなお店と提携し、旅館の外でも食事がとれるような方式をとっています。また、外での食事にはすべて送迎がつくのだそうです。


海外のお客さんが、日本という異文化体験を存分に感じ、非日常を感じる。そうすることで、その魅力を感じ、また来たくなるし、誰かに話したくなる

「星野リゾートが何を目指していて、誰のために何ができるのか」。それが、ものすごく明確になっているからこそできた戦略。

今、目の前のお客さまももちろん大切ですが、あなたの会社の魅力を再確認して、対象とするお客さんに提供できる価値を磨けば、今の時代でも単価を上げられる可能性も十分にあるのではないでしょうか。




金入常郎 on Twitter


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